他社サイト掲載物件でもご紹介できる理由

ポータルサイトや他社サイトの物件を紹介してもらえますか?

「大手ポータルサイトや、他社のサイトで見かけた物件を御社で扱うことはできますか?」

お客様からこのような質問をいただくことがよくあります。結論から申し上げると、答えは“Yes”です。どちらでご覧になった物件でも、基本的には弊社でご紹介することができます。

ここで不動産業界の仕組みを少しご説明しましょう。当社は不動産物件の売主様と買主様の間に立ち、売買契約が成立するように働く「不動産仲介会社」です。もちろん、不動産仲介会社の仕事は仲介だけに留まりません。購入検討のお客様の物件を探すことも重要な業務のひとつです。

不動産業界や不動産仲介にはさまざまな取り決めや仕組みが存在します。“お客様や物件を探す”ことにもルールがあるのです。物件の売主様は、ご自身で選んだ不動産会社と「媒介契約」を結び、売却を依頼します。ちなみに、媒介契約には「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類があります。

売主様と契約を結んだ不動産会社は、速やかに物件を売ること、すなわち、買主様を見つけることが求められます。その不動産会社さんが自分で買主様を見つけることができれば一件落着ですが、不動産物件は高額ですからそう簡単に事は進みません。

そこで、取引の公平性と効率化を促すために設けられたのが「共同仲介」の仕組みです。売主様と契約を結んだ不動産会社は、物件の情報を「レインズ」に登録しなければなりません。

「レインズ」とは「不動産流通標準情報システム」の略称で、宅建免許を持つ不動産会社だけが売り出し中の物件を閲覧できるホームページの事を言います。件の不動産会社は、専属専任媒介契約なら5日以内、専任媒介契約なら7日以内に物件の情報を登録する義務があります。(一般媒介契約にレインズ登録の義務はありません)

このようにして、売りに出された物件は「レインズ」に掲載され、情報が全国の不動産会社に拡散されます。そして、それを見た他所の不動産会社が「御社の物件に興味のあるお客様がいます。紹介させてください」と申し出ることが可能になっています。この仕組みによって、お客様がポータルサイトや他社で見かけた気になる物件をどの不動産会社でも紹介することができるわけです。

物件探しはもちろん大事です。でも、今の時代、それだけでは不十分と言えます。不動産会社を選ぶこともとても大事です。どこの不動産会社に行っても等しく物件を扱えるのなら、誰から買うか、どこの不動産会社の担当者から買うかが実はとても大事になります。

たとえば、不動産会社の営業担当の力量によっては値段交渉の幅が変わってきます。実務に慣れていない担当者が「もうこれ以上は無理です」と言うところを、ベテランのスタッフならさらに、というケースも珍しくありません。

値段交渉のスキルに限らず、知識量や経験によって物件に対する見方や分析も変わってきます。街の不動産屋さんは、大手不動産会社のように名は知られていませんが、地域に根ざして頑張っている会社が多いのも事実。その地域でたくさん取引をしているので、情報に精通しており、大手ではわからないところまで把握している会社も少なくありません。会社の看板だけでは判断できないのが不動産業界なんです。

住まいを購入した後、たとえばリフォームの相談や親の実家を売ることになるなど、不動産に関連した事柄は皆さんの人生の中で必ずまた発生します。そんな時、「そうだ、この家を買ったとき世話になった担当者に相談してみよう」と思い立ったとしましょう。それが大手の不動産会社の場合、頻繁に異動がありますから、いい仕事をしてくれた担当者はすでにお店にはいないことがほとんどです。

一方、街の不動産会社の場合はどうでしょう。頼もしい担当者は、いつでも変わらず皆さんを笑顔で迎えてくれるはずです。不動産会社との付き合いは一度きりではありません。住まいの購入後も末長く頼りになるのが街の不動産会社です。どこでご覧になった物件でもご紹介できますから、当社のHPにピンときたら、どうぞお気軽に声をかけてください。